先日TVを見ていたらニュースで、B型肝炎訴訟について取り上げられていました。
国との和解から3年がたちその中で、和解が成立したのは
たった1.9%程しかないといった内容でした。

理由は、訴訟に踏み切る段階で家族の反対にあうというもの。
B型肝炎に対する知識についての誤解が大きい引き金となっているよう。
家族が世間体を気にするあまり、訴訟を起こして、顔や名前が知れてしまう事
を恐れて、反対していいると言う。
実際、顔や、名前、住所など公表される訳もなく間違った認識が訴訟を邪魔している
ようである。
そして、B型肝炎の感染についての間違った認識。
確かに、血液や体液からの感染が怖いのは事実であるが、日常生活に於いて感染
させることは無いといって良いと思う。

その他には、B型肝炎に感染している事を知らない人が多いらしい。ただ、これに関して
は自覚症状のない病気ゆえに、検査をする人は少ないであろう。
この検査は保健所で無料でして貰えるのだが、余程のことがなければ検査に行く
ことはないのではないだろうか。
そして、この制度を知らない人がまだまだ沢山いるようである。病院でポスターを
見かけるのだが、それでもまだまだ、周知徹底されていないよう。
せっかくの、制度なのにとても勿体無いと思う。
この制度の期限も法施行後5年以内(平成24年1月13日から平成29年1月12日まで)
もしこのブログを見ていて、訴訟に踏み切れずにいる方がいるならば、また周り
でそのような方が居られるのであれば、是非訴訟に踏み切ってほしいです。

今は提訴に踏み切ってから、和解までとても時間がかかり、そして沢山の資料を用意
しなければなりませんが、弁護団も和解をする度にノウハウを蓄積し、色んな状況
に対応出来るよう頑張っています。